- 測量って?
- 地形、土地の位置・面積などをはかり地図をつくることです。例えば道路ができる時、どこにどれくらいの大きさの道路をつくるのか目安となるもの(目標物)が最初に必要となります。 そこに杭や鋲を打ったりして位置を決めます。それをもとに面積を測ったり、設計に必要なデータを計算したりして道路の形を図面で表していきます。
- 何を設計するの?
- 建築物は建築士が設計します。これに対して社会性の高い土木構造物(橋・道路・鉄道・ダム・トンネル・河川・空港・水道等々)は建築士でなく建設コンサルタントが設計します。 最近は環境アセスメントのようなこともしています。
- 測量している人が覗いているあの望遠鏡みたいな物は何?
- いろいろ種類はありますが、主なものとしてトランシトット・レベルなどが挙げられます。トランシットは目標までの距離や角度を測ります。レベルは高さを測ります。 とても正確に測ることができます。
- 最近よく耳にするGPSってなあに?
- Global Positioning System(グローバル ポジショニング システム)
人工衛星から電波を受信し、地球上の位置がわかるしくみです。経度と緯度で表示されます。携帯電話やカーナビでおなじみですが、測量もこのシステムを利用し、 より正確な位置を割り出すためにGPS専用の機器で測量をしています。
- 測量設計会社で使うCADとは?使いこなすのは難しい??
- AutoCAD、JW-CAD、ガリレオのほか企業により様々なものを使っています。ただし、必要なのは“経験”より“意欲”です。一見難しそうでも、慣れてしまえば問題ありません。
- 測量業界がGISデータ制作に関わる理由は?
- Geographical Information System(ジオグラフィカル インフォメーション システム)
GISとは地図データと位置に関連した一連の情報を統合的に扱う情報システムのことです。
測量業界は地図データの基本となるX・Y・Zに対して精通していると同時に、地図(図面)に書かれている属性データにも精通していることから、必然的にGISデータ制作に関わることとなります。